中小企業診断士のリアルな難易度

中小企業診断士は、企業の経営~運営関連の相談に乗ったり、アドバイスをしたりするための資格です。最近は、知名度もかなり普及しており、企業社会ではもちろんですが一般の社会でもよく話題に上るようになりました。

この中小企業診断士の難易度は、はっきりとした数字にして理解するのは、実はあまり簡単ではありません。試験はもちろんありますから、まずはその合格率を取り出してみましょう。

<第一次試験の合格率>
平成17年 22.2%
平成18年 22.3%
平成19年 18.9%
平成20年 23.4%
平成21年 24.1%
平成22年 15.9%
平成23年 16.4%
平成24年 23.5%
平成25年 21.7%
平成26年 23.2%
<第二次試験の合格率>
平成17年 19.6%
平成18年 20.1%
平成19年 20.2%
平成20年 19.8%
平成21年 17.8%
平成22年 19.5%
平成23年 19.7%
平成24年 25.0%
平成25年 18.5%

実は、中小企業診断士の試験は二部制といってもいい状態です。試験が2段階に分かれていて、両方に受からないと合格したとはみなされないのです。

第一次試験と第二次試験それぞれで、合格不合格を判定します。つまり第一次に受からないと第二次には受けられません。

いちおう、中小企業診断士には「科目合格制度」が採用されています。そのため不合格に終わっても、パスしている科目があれば、それについては再チャレンジの際に免除されるような制度(期限はありますが)があります。
……もっとも、これが原因で、第一次受験者や第二次受験者の顔ぶれが毎年変わってしまいます。単純に第一次と第二次の合格者を掛け合わせれば総合的な合格率および難易度が出る、というわけにはいきません。

※第一次試験に受かってから、「中小企業基盤整備機構」or「登録養成機関」が主催する「養成課程」を受けるという手もありますが、これを使う人はめったにいないためここでは省略します。

とにかく、中小企業診断士の最終合格率は厳しい数字になるはずです。試験が楽だった年でも、数パーセントくらいにしかならないと思ったほうがいいでしょう。難易度は高いほうに入りそうです。

とはいっても、中小企業診断士の受験を「難易度が高くて、受からなさそうだから」なんて理由で敬遠するのはそう急すぎます。それにもったいないでしょう。第一次・第二次いずれも1発で合格する人はいます(それも、何もそれまで知らなかった人が、です)。勉強法に注意して、思い切って受験してほしいものです。