司法書士のリアルな難易度

士業資格としては別格の弁護士以外で、人気の高い資格といえばまず「司法書士」が挙げられると思います。

「行政書士や社会保険労務士等と比較すれば難関でステイタスがある」、「司法試験は学歴要件を満たせない(もしくは自信がない)から論外、司法書士なら何とか妥協できるかな」といった理由から、特に法律既修者の注目を集める司法書士。
本ページでは、その難易度のリアルに迫ることにいたしましょう!

司法書士試験の難易度を考える上で、最も参考になるのが合格率です。
過去のデータは、下記の通りとなっています。

平成18年 3.5%
平成19年 3.4%
平成20年 3.4%
平成21年 3.4%
平成22年 3.4%
平成23年 3.5%
平成24年 3.4%
平成25年 3.5%
平成26年 3.7%
平成27年 3.9%

司法書士試験といえば、「合格率2%台の難関」というイメージがありましたが、それは“出願者数に対する合格者比率”。
上記は“実際の受験者数に対する合格者比率”のデータであり、こちらによると概ね3%台に終始しており、近年では4%台に近い合格率であることが明らかになっています。

とはいえ、「司法書士ってそこまで難易度高くないんだね!」と判断することはできません。
合格率4%といえども、100人の受験生の中からわずか4人が合格できるのみにとどまります。
法律の基礎となる憲法、民法の他、刑法、商法、不動産登記法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法と、膨大な法律の習得が求められるこの試験。
微妙なニュアンスの違いで正誤を判断させる択一式の他、記述式の出題もあるなど、司法書士試験の難易度は非常に高い壁として受験生の眼前に立ちはだかるでしょう。
また、他士業と比較すると、受験者レベルが高いことから、法律初学者にとっては見かけの難易度以上であると言えます。

実際、司法書士試験受験生の中には、かれこれ10年超もチャレンジを続けている“超長期受験生”の存在は珍しくありません。
少しでも法律をかじったことのある方にとっては、“もしかしたら私にも狙える難関士業資格”である司法書士ですが、安易に受験を決意するのは、自らアリ地獄に身を投じるのと同じことです。
挑戦するのであれば戦略的に、覚悟を持って臨みましょう!