行政書士の独学

行政書士の独学では、テキストや六法全書のほかに過去の試験問題(通称:過去問)を 使いまくることが絶対に不可欠なことです。
独学にしても何にしても、行政書士の過去問の選び方や使い方には 細心の注意を払ってほしいくらいです。

行政書士の独学でよくある失敗例に、「テキストを全部読もうとして挫折する」 というパターンがあります。
テキストに書いてある説明を必死に飲み込んで、それから暗記しようとしてうまくいかなくて、 「自分には難しすぎるようだ」と勉強を投げ出してしまう人たちは毎年のように出てきます。
あきらめなかった場合でも、まじめにやろうとするあまりテキストを必死に読み続けて、 試験までに間に合わなくなって不合格になることもいまだに多いようです。

行政書士の独学では取り扱う科目もたくさんあって、読まないといけない法令も膨大に あります。しかし試験に出るといわれている科目全部を覚えようとする必要はありません。
範囲は広くても、その中からランダムに問題がつくられているわけではないからです。

行政書士の独学では、過去の試験問題、過去問をよくやることが いちばん大事なことといってもいいでしょう。

実は現職の行政書士からはときどき、 「行政書士のテキストは読み終わらなかったけど、途中から焦り出して過去問を解く回数を だいぶ増やしたら、なんとか合格できた」なんてエピソードが漏れてきます。

過去問は何がいいのでしょうか? 行政書士の過去問は、実は独学の最中に 試験によく出される問題を覚えるチャンスの宝庫だったのです。

行政書士の試験は、毎年そんなに違う問題ばかりを出してくるわけではありません。
おそらく、毎年毎年、ぜんぜん違う場所から問題をつくるようにしていたら、 合格する人は今よりもガタンと減ってしまうでしょう。
過去問をやっていくと、だんだんと試験によく出る場所がわかりますし、 問題の出され方のくせまで覚えることができます。

そして、試験問題を解くという練習をすることも必要です。
テキストは六法の内容を深く暗記し理解したとしても、本番の試験中は じっくりそれを思い出している余裕はありません。1問につき使える時間は数分です。
1問を2分くらいで解けるようにならないといけませんが、これはただまじめに 勉強するだけでは無理です。必ず試験問題を豊富に解く練習が不可欠です。

独学での受験の場合、こうした行政書士の過去問対策の方法が手薄になる例が 毎年出ています。この点は誰でも頭に叩き込んでおくべきでしょう。

行政書士の予想問題集

ここからは、このサイトをオープンして以来お問い合わせをいただいておりますので、その中から特に件数が多い質問について、1ページかけてお答えしていけたらと思います。
まずは、行政書士の予想問題集に関してです。

行政書士の受験勉強で、「問題集」といったら何はともあれまずは「過去問題集」ですね。過去問の役割は、行政書士の受験者にとってはテキストに負けず劣らず絶大ですから。
それでは、予想問題集となるとどうなるでしょうか? 

行政書士の勉強では、過去問はたくさんの目的で利用できます。問題の傾向をマスターすることも大切ですし、実際の試験に備えて問題を解くという作業に適応するためにも大切ですね。
言い換えますと、過去問だけでもだいぶ予想問題集の役割は果たせることになります、予想問題集の役割と言ったらなんといっても、試験を想定した問題演習になりますからね。

念のために書いておきますが、予想問題集は必要がないと言い切っているわけではありません。ここで結論を書くと、予想問題集はやってもいいものですし、やるからにはたっぷりと役立たせたいところです。ただし、過去問と比べれば必要性は劣りますし、テキストや過去問をかなりやり込んでから手を出すべきものでしょう。

たとえば、試験までの期間があまりない受験者だったら、テキストや過去問にひとまず集中するべきでしょう。あまり消化できていないのに、予想問題集をやる必要はあまりないと考えられます。

なお、予想問題集は1種類にこだわって使う必要はないでしょう。あくまでも余裕がある場合に限りますが、気に入ったものがあれば何種類でも買って使っていいでしょう。もちろん、複数の業者からバラバラに買い込んで使うという手もありますね。