行政書士の平均年収

行政書士の平均年収は600万円だというデータがあります。
世の中の平均からすると高いほうかと思われます。行政書士の平均600万円が稼げるようになれば、まずまず成功だと言えるのではないでしょうか。

中には、数千万円稼ぐ人もいます。大きな事務所を構えている人などは、これに当てはまるのだと思います。
多くの方面の分野を扱う資格があるのですから、まだまだ開拓されつくしてはいません。

うまく稼げる分野を見つけることが大切です。

行政書士になって年収を高めるための準備

行政書士の資格が数年前からずっと世の中の耳目を集めているのは、どうしてでしょうか?
仕事が多くて働き方が狭くないことや、受験資格がなくて誰でも目指せることもあるでしょうし、 もうひとつ、行政書士には年収が高くなる一攫千金のチャンスがあることも見逃せないでしょうか?

行政書士の年収で確かにいえることは、誰にでも立派な年収をつかみとれるチャンスがあることでしょう。
資格を認められたときは、ひとり残らずまったく同じスタートラインに立っていますが、 そこから先の展開はその人次第です。
実際に、年収1000万円以上の、いわゆる高額所得者の仲間入りができる行政書士が各所に住んでいます。

行政書士の平均的な年収だったら、やはりそんなによくはありません。
自分の事務所等を持っていて堅実に働くことに成功しているような人たちに限って話すと、 開業して数年で年収は500万円以上、ちょっと安定している行政書士たちで700~800万円といった ところではないでしょうか。

うまくいかない例はもちろん多々あります。行政書士登録後に年収が3年くらいたっても300万円を超えず アルバイト等をしている例も珍しくありません。
「3年くらいがんばってみて、行政書士の仕事だけによる年収が***万円を超えないようだったら廃業しよう」と 決意して働く新米行政書士も少なくありません。こうして自分にノルマを課して努力することは、 成功を自分のもとに早く引き寄せる上ではいい方法かもしれません。

行政書士の年収はこのように幅があり、特に最初の数年間で大きく分かれがちですから、 行政書士の試験勉強に打ち込んでいる間にも、合格後にどんな行政書士になりたいのか 計画を固めておいたほうがいいでしょう。
たとえば、他の資格(関連する、宅建や社労士、FP等)も手に入るとおおいに役立つ可能性があります。
通信講座や学校で勉強するなら、他の資格もいずれ勉強できる可能性もあるでしょうし、 できるようだったら先生等に合格後のアドバイスももらっておくとよいでしょう。
年収が安定していて高い行政書士になるには、勉強中から計画を立てておくに越したことはないですし、 とりわけ優良な通信講座や学校で勉強していれば情報も多く入ってきます。

初年度は、年収ゼロの人もいる

行政書士事務所を開いた初年度の年収は、概ね少ないものだ。これは、どんな商売でも同じことである。だから商売を始める前には、綿密な資金計画を作り、十分な見通しを立ててから開業するのが、普通のはずなのである。

しかし行政書士の場合、なぜか、この見通しが甘い人が、とても多い。行政書士だけではない。弁護士も司法書士も、士業全体に言えることである。

中には、事務所をかまえて看板を掲げれば、営業しなくてもすぐにクライアントが来ると思っている人すらいる。本当である。30年前だったら、それもあったかもしれないが、現在では、それは不可能に近い。
今どき、営業をしなかったら、クライアントは絶対に来ない。当然だ。開業医も飲食店も、みんな同じである。

実際、個人的な知り合いからの仕事など、縁故関連のものを除けば、最初の仕事を取るまでに数ヶ月かかると思った方がよい。半年以上かかる人もいるかもしれない。

そして、こうした年収ゼロの期間でも、事務所の賃貸料、光熱費、行政書士会の会費など、固定費の出費は続く。収入の見通しがないのに、出費の見通しだけはずっと先まで見えているのである。この時期を乗り越えられずに廃業してしまう人も、実際に多い。

軌道にのせるまでは大変

この仕事がない時期をどう過ごすかによって、その先が変わってくるものだ。「仕事がないからパチンコでもしていよう」と考える人と、「この時間を実務の勉強に充てよう」と考えた人とでは、将来が明らかに違ってくるのは当然である。

そもそも、試験に受かっても、実務的には素人である。実際、行政書士ほど、試験と実務にギャップのある商売はないと思われる。
しかし、クライアントが求めているのは、あくまでも「プロの仕事」だ。だから、開業当初は、「未経験=売り物がない」状態なのである。

行政書士開業の厳しいところは、正に、ここである。美容師や調理師のように、他店で修業する機会は、行政書士の場合、極端に少ない。最初は、ほとんどみんなが素人なのだ。
未経験者だから、失敗は多い。ほんの一握りの器用な人達を除いては、みんな何度も何度も失敗する。失敗して、もう一度挑戦して、そうして段々と、プロになっていく。

だから開業するときは、軌道にのるまでの時間、つまり、自分がプロとして仕事ができるようになるまでの時間を、長めに見積もった方がよい。3年かかるとも、5年かかるとも言われているが、この修行期間を乗り越えてしまえば、プロフェッショナルとして、自信を持ってガンガン営業していけるようになる。
行政書士としての開業を決めたら、5年後を見据えて、まずは修行!なのだ。

行政書士 年収の推移

 下の表をご覧ください。これは、日本行政書士会連合会が平成25年に会員を対象に行ったアンケート「行政書士実態調査」の結果です。なんと、年間売上高が500万円未満という回答が全体の約78.0%を占めています。これだけを見ると行政書士という仕事は、生活していくにはなかなか難しい職業のように思われます。

年間売上高 人数 2018年 2013年
500万円未満 3,415人 78.8% 78.0%
1,000万円未満 492人 11.3% 11.4%
2,000万円未満 230人 5.3% 5.0%
3,000万円未満 80人 1.8% 1.9%
4,000万円未満 35人 0.8% 0.9%
5,000万円未満 23人 0.5% 0.6%
1億円未満 36人 0.8% 0.7%
1億円以上 11人 0.3% 0.3%
未回答 16人 0.4% 1.2%
合計 4,338人 100.0% 100.0%

(出典:平成30年行政書士実態調査集計結果について)

ただ、よく見ると1,000万円以上が10%ほど存在し、1億円以上という勝ち組もわずかながら存在しています。