マンション管理士の難易度はどれくらい?
将来性の高い資格であるマンション管理士ですが、マンション管理士の試験の難易度は低いとはいえません。正直、試験を受けて合格する人よりも不合格になる人のほうが何倍もいますから。
マンション管理士の試験の難易度は、最初からずっと同じくらいの高さですね。
マンション管理士の難易度は、毎年の試験の合格率をチェックしたらひと目でわかります。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格最低点 | |
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平成21年 | 19120人 | 1444人 | 7.6% | 34点 |
平成22年 | 17704人 | 1524人 | 8.6% | 37点 |
平成23年 | 17088人 | 1587人 | 9.3% | 36点 |
平成24年 | 16404人 | 1498人 | 9.1% | 34点 |
平成25年 | <5383人 | 1625人 | 8.2% | 38点 |
平成26年 | 14937人 | 1260人 | 8.4% | 36点 |
平成27年 | 14092人 | 1158人 | 8.2% | 38点 |
平成28年 | 13737人 | 1101人 | 8.0% | 35点 |
平成29年 | 13037人 | 1168人 | 9.0% | 36点 |
平成30年 | 12389人 | 975人 | 7.9% | 38点 |
合格者は10人に1人もいない
10人に1人も受かっていないことがわかりますね。
しかし、これから徐々にマンション管理士の合格率が上昇し、難易度が下落していくとは考えられません。
みだりに「合格者を増やそう」という態度を国家がとることは想像しがたいからです。
国としては、よほどの理由がない限りマンション管理士の試験が受かりやすくなるような変更は行わないでしょう。
……マンション管理士の責務はたいへん重大ですし、ろくな知識もない者にマンション管理士の資格を付与することは許されることではないからです。
7割の正答数がボーダーライン
マンション管理士の試験では、7割くらいの正答数がボーダーラインとなることが上記の表からうかがえますね。
ただし、毎年数点単位で合格点が上下していますから、7割ちょうどでは安全圏内とはいえません。
表を見ていると、8割の正答数をマンション管理士では目指したくなりますが、それはけっこうな難易度となります。
実際に、毎年1点の違いで泣きを見る受験者が全国で膨大に出てきてしまうのです。
マンション管理士の難易度はこのように、油断ができるものではありませんが、マンション管理士の難易度を克服する方法がないわけではありません。
勉強法を工夫すれば楽になります。マンション管理士に毎年不合格になる人たちは、勉強方法に欠点があることが多いのです。いちばん多いのは独りよがりになってしまうことですね。
自力でやり通したい場合でも、通信教育等を織り交ぜて勉強するようにしてやっていることが正しいかどうかを確かめながら勉強していくようにしたいものです。