マンション管理士、それは巨大な集合住宅で、ひとつの建物に数世帯~十数世帯、時には数十世帯が一緒に住むことが当たり前のマンションという建物に必要なコンサルタントを各地に配置するためにつくられた資格です。

単なる「管理人」というだけにはとどまりません、日本のマンションにはずっと前から「管理組合」がつきものでした。マンション管理士は主に、この組合のために活動します(組合側に立って行動する点が、「管理業務主任者」との大きな違いでしょう)。

組合がマンションの保全のために円滑に機能できるように、さまざまな形でアドバイスしたり働きかけたりするのがこの資格の役目です。法律や規則関係の仕事から、住民の間でのトラブルや建物の設備といった、まさに管理役の責任になる仕事まで、その活動領域は幅広いです。

マンション管理士の資格試験は、はじまってからまだ10数年しか経っていませんが、軒並み低い合格率がひたすら並んでいます。10%以下が当たり前の世界ですから、なりたいと思ったら試験日までに数ヶ月はみっちりと勉強することが常識です。

マンション管理士資格は歴史がまだ足りませんが、マンションが北海道から沖縄まで、くまなく建造されている状態である以上需要は持続的に発生する職業です。それにマンション管理士は、管理組合をはじめ企業・法人に直属して働くこともできれば、独立して一事業者として活躍する道も開けています(つまりは、管理組合と交渉して契約を結び、業務を委託されることになるのです)。いずれにせよ、未来がまだ見えない分、チャンスにあふれた職業といえるでしょう。