司法書士の勉強法を語る場に行くと、たくさんの話題が飛び出します。しかし、さっぱり出てこない項目があります。それは独学です。

資格試験といえば、たいがいの資格には「独学できるかどうか?」そんな疑問がつきものです。しかし、こと司法書士となると? 合格者の間でも、独学できたという人にめぐり会うのはとてつもなく難しいことのようです。

司法書士の独学者の合格率は?

独学で受かった人は、毎年の合格者の中に数%くらいはいるだろうという意見があります。ときには、1割近くに達するというデータもあるのだとか。しかし、それが本当だとしても「完全に、最初から最後まで完全なる独学だったのか?」という疑問が出てきます。

司法書士は元来、何年もかけて合格した例ばかり。そして、「最初のころは独学してみたものの、限界を感じてやめた」という体験談も負けずに多いです。つまり、本当に最後まで、誰にも勉強を習わずに独学だったのかは怪しいというわけです。少しくらいは、どこかの学校に飛び込んで教えてもらった可能性が感じられます(実際に予備校や通信講座には、勉強の経験者を対象とした短期・単発の講座がたくさん用意されていますから)。

それから「受験勉強がどれくらい長引くのか?」その疑問も無視できません。

司法書士で独学すると、勉強時間はどれくらい膨らむ?

司法書士試験では、ちゃんと通学して必死に勉強したような人が、どんどん落とされてしまうような難易度です。その中に独学者が混じったらどうなるでしょうか? 

よほど効率よく勉強ができたらいいのでしょうが、独学をすると通学者や通信の受講者より何倍も時間がかかるだろうと覚悟したほうがよいでしょう。通学者や通信受講者がなんとか1~2年くらいで、合格ラインまで接近できるとしたら、独学者ならその3倍くらいはかかる恐れがあるのです。

独学しなくても、何とかなる時代に?

独学するときの最大のメリットは、おそらく費用でしょう。何十万円という学校の授業料や入会金を払わなくていいですから。しかし、通学者の数倍の時間がかかってしまうなら、その歳月と学費を両てんびんにかけたとき、どう映るでしょうか? 

もっとも今なら、一種の折衷案があります。独学の代わりに通信講座を取り入れるという方法があります。通信ではそれなりの受講料はかかりますが学校ほどではありません。それと、家まで教材が配達されるため、あとは独学のときとほぼ同じ。好きな時間に好きな場所で勉強できます。